台湾名物

Taipei in the dusk
Photo: “Taipei in the dusk” 2014. Taipei, Taiwan, Richo GR.

空港からホテルに着いて、言われるがままにタクシーに詰め込まれて、気がついたらかき氷屋の前。

前回台湾に来たときに、恐らくは水道水で薄められたタピオカティーでマーライオン並みの嘔吐を経験して以来、生水生氷の類は口にすまいと思ったのだが。


台湾名物マンゴーかき氷。更なるリスク上積みでミルク氷も選べるようだが、それはしない。なんか、洗面器みたいな器に入ってきた。冷凍物を使わないというポリシーのマンゴーは、確かに新鮮なマンゴーであるが、別に氷と一緒じゃ無くてマンゴーだけ食えば良くないか?というのは言わないでおく。

いくら名物のかき氷と言ったって、こんなに量が食えるかクソボケと、思いつつも何んとか食べ終えて街に出ると、さっきまで、焼けるような蒸し暑さだった街路が、なんのことはない、風の爽やかな普通の夕暮れ手前になっていた。

氷の力は凄いのだ。

積年の謎の正体、臭豆腐

Stinky tofu
Photo: “Stinky tofu” 2012. Taiwan, Apple iPhone 4S.

僕は、その臭気を、頭の何処かで人間の死臭だと確信していた。

その甘い腐敗臭は、熱風のような温度を持っていた。その臭気が鼻に入ると、熱い温度を脳が感じた。

中国大陸の至る所で、かいだ臭い。北京の公衆トイレで、少し似た気配を感じた。

上海のとっちらかった屋台街でも、感じた。中国腸詰のような露店の辺りで嗅ぐことが多い気がして、暫くは腸詰を炙った臭いだと思っていた。でも、実際は腸詰はそんな匂いはしていなかった。

あれは、絶対、何かの死体だ。「甘くて不快な腐敗臭」人が腐った時の臭いの記述は、たいていこんな感じだ。ということは。。中国は、怖いところだ。そう思っていた。


台北。少し迷いながら辿り着いた、点心の有名店。時間のかかる小籠包のつなぎに、ちょっと気になっていた名物も一皿取ることにした。安かったし。

そして、唐突に現れたのだ、そいつは、まさに、その臭いをさせて皿の中に収まっていた。臭いは、臭気というよりも、やはり熱気として感じられた。

台湾名物、臭豆腐。

名前は知っていた。20年近く前に台北に来た時から、名前は知っていた。臭いものだと言う事も知っていた。公衆トイレの臭いに近いとも書いてあった。だから自分から近寄ることはなかった。しかし、まさか、こいつがアレの正体だったのか。


今まで、自分の意志に反して、何かを食べられなかったことは無い。たいていの、まずい、変なものも食べてきた。でも、これは無理だ。不快を承知の表現で言うならば、目の前の丼に、ウンコが盛ってあるぐらいに無理だ。暫く逡巡した。しかし。

臭豆腐、箸の先についた一片を食べることもできなかった。

牛ミートソーススパ丼

Photo: 牛ミートソーススパ丼 2003. Okinawa, Japan, Sony Cyber-shot U10, 5mm(33mm)/F2.8, JPEG.
Photo: "牛ミートソーススパ丼" 2003. Okinawa, Japan, Sony Cyber-shot U10, 5mm(33mm)/F2.8, JPEG.

ひとしきり飲んでコンビニへ。そして、仕上げのための弁当を各々買う。


友人が買ってきたのは牛丼。僕が買ったのはスパゲティーミートソース。これを開封の後、載せます。今晩のメニューは、牛ミートソーススパ丼になりました。

温泉卵をトッピングの後、歯触りのアクセントに棒カールをあしらう。これだけだと、青物が皆無で栄養バランスが良くないので、ネイチャーメイドのマ ルチビタミン(錠剤)を振りかければ、バランスが良いかもしれません。よくまぜてできあがり。ビジュアル的には、「無理そう」なものが完成。

でも、これ甘辛で意外と美味しいんですけど。牛丼とスパゲティーは良く合うらしいという発見。

ここは沖縄。我々は、いったい何をしているのであろうか。


注1. まぜまぜご飯は、残さず食べるのがルールです。
注2. 決して残飯を撮影したものではありません。
注3. ホントにつくって、どうなっても知りません。