ロシア軍用犬とカワイイ

Photo: "A dog."
Photo: “A dog.” 2017. Vladivostok, Russia, Apple iPhone 6S.

ボンバルディアのタラップを降りると、むわっとした暑さを感じた。ウラジオストクに降り立って、一番最初に感じたのは、暑い、という事だった。滑走路の端に目を移すと、上空から柔らかな牧草のようにも見えた緑の絨毯は、巨大なセイタカアワダチソウのような謎植物だった。

そして、次に目に入ったのは、濃紺の制服に身を包んだ女性ドッグ・ハンドラーと、側らに座る山羊みたいな大きさのジャーマン・シェパード・ドッグつまり K9。かなり離れたところからこちらを注視しているが、命令があれば時速30km/hでアプローチされ、秒殺される確信。これが、真のおそロシアか。


基本、マッチョに溢れたこの国の実際は、最初のシェパードで抱いた印象である「おそロシア」の通りだった。テストステロン溢れるヒグマみたいなロシア人。そんなステレオタイプは実際、その通りだった。この国には、「カワイイ」みたいな概念は多分無い。ひたすら実用的で無骨。もちろん、街角にカワイイ要素なんて何にも無いのだ。

宿の隣の24時間スーパーが便利で、別に用は無くても毎日通っていた。ある夜、入り口に繋がれた犬。飼い主を待っているけれど、僕に尻尾を振ってくれた。かのK9と同じ種とは思えない、初めて見つけた「カワイイ」。お前に会えて良かったよ。

マルゲリータはビール用な味付け

Photo: “Beer bar in Malaysia.”
Photo: “Beer bar in Malaysia.” 2014. Kuala Lumpur, Malaysia, Apple iPhone 5S.

何回も来ると、都市部でやる事なんて限られて来る。KLは若い、成長中の都市だから、どんどん東京とかに似て来るし、街の臭いもどんどんマイルドになってくる。

四年前に初めて目にして、びくびくしながら行ったイスラム寺院も、今はなんか見慣れてしまった。寺院の周りの通りを歩いてるのはビジネスマンか、観光客だけと言われると、納得してしまう。(地元の住民が行くところでは無いらしい)

とにかく観光的な見所の無い街で、いいレストランとか飲み屋なんかが、唯一の楽しみ。


東南アジアでビールと言えば、氷を入れて冷やしていたのも今は昔。マレーシアのビアバーの品揃えにはビックリする。この店でも、ビールはオンタップで8種類くらいあるし、ニュージーランドのIPAもある。缶とはいえ「水曜日の猫」さえ有ったのには驚いた。

つまみで取ったマルゲリータは、ちゃんとビール用な味付け。マッシュルームのフライも、(南国育ちなのか、茸のサイズが巨大だが)良い味。

上海地下鉄で寝る人

Photo: "Downtown."
Photo: “Downtown.” 2011. Shanghai, China, Ricoh GR DIGITAL III, GR LENS F1.9/28.

友人が上海地下鉄の席で寝こけている。まさに、日本のオッサン、通勤サラリーマン。上海の電車で寝れるって、スゲーなと思う。

ただ、逆に考えれば色んなフィールドで自分のペースというものを守れる、という事かもしれない。単に変われない、というだけなのかもしれないが。